「捨てる」という言葉に敏感だからこそ敢えて使わない
整理収納の理論で、整理の意味は「要・不要をわけること」、お片づけサービスやセミナーでもこのお話をしています。
その中で、使っていないモノでも「要・不要」を迷うことがあります。
そこで「捨てて」と言ってしまえば楽かもしれません。
でも私は敢えてその言葉は使わずに、お客様がそのモノを持ち続けることがどういうことか、納得できるよう前置きした上で手放すことを選択したなら、「さよなら」や「バイバイ」という意味に置き換えています。
仮にも、その家に住んでいたモノたち。
使われなくなっていたとしても、捨てるという言葉はあまりにもあっけなさ過ぎて、かわいそうに思えてしまいます。
手放す意味もお客様は充分に解っている…その背中を私はそっと(時にはドンッと)押しています。