食べ物を粗末にしないで大事に頂くということ
私は食べることが大好きで、体重さえ気にならなければお腹いっぱいに食べたい人。
そうは言っても年々代謝は落ちているので、ある程度気をつけなければ着る服を変えることになります。
だいぶ前ですが、とある宴会に行った時に、会費制だったので料理は予め決まっていて、次々に運ばれてきました。
最初のうちは、個別に取り分けて大皿は片されていきましたが、そのうちに話が弾み、料理を食べている時間がなくなり、大皿もたまっていきました。
料理はとても美味しかったのです。
普段どちらかというと料理を作るのが苦手な私は、やはり人様が作ってくださった料理は有難く美味しく頂いています。
でも最後に残ってしまったたくさんの料理たちが…お腹いっぱいと思いつつも少し頂いて結局は私も残してしまいました。
その料理たちが廃棄されるのをわかっているから、いたたまれない気持ちに。
料理を提供する側は、少ない、足りないという方がクレームに繋がったりするので出さなければいけないのでしょうが、料理人の方々の気持ちを考えると切なくなります。
(そのうち料理人たちの感覚がマヒしてしまわないか心配です)
また別の日には、家族で食事をしていたテーブルが、野菜だけを残して退席していきました。
代金の中に苦手な食材も入っているから、オーダーをして代金を支払う人の勝手ではありますが…もし食べたくないなら嫌いな付け合わせは皿に載せてもらわないとか、一言伝えることはできるはず。
最近では「苦手な食材はありますか?」と聞いてくださるレストランもあり、その時は遠慮なく伝えていますが、消費者側から言うこともできますよね。
ちなみに私は山芋のアレルギーなので除けてもらいます。
苦手な食材が入っていても、残すことはしません。
(好き嫌いは多い方でしたが、あれこれ嫌だというのが恥ずかしくなって食べるようになりました)
食料自給率と廃棄率
日本の食料自給率は38%(2016年)と先進国では最も低く、しかし国民一人当たりの年間食料廃棄量は日本は152kg、消費大国のアメリカは105kgで、アメリカの1.5倍近くの食品を捨てています。
食品の輸入は62%もあるのに、全体の35%は処分されています。
輸入した半分近くが捨てられている計算です。
参照ページ
スーパーやレストランから出る廃棄が多いのではないかと思われますが、消費期限切れなどで家庭で処分となる食品も少なくありません。
特売という購買意識をそそる言葉に騙されず、消費できる量を買って使い切ることで、廃棄量も減り、輸入に頼らなくなり、日本の生産者も見合った対価を頂き、世界で農薬に苦しめられている人も減り、輸送にかかる燃料も使わなくなって、地球環境のためにもいい連鎖が起こると思うのです。
そんなことを書きつつも、私自身も食品を管理できずに捨ててしまったことはあります。
過去を消すことはできないけど、無駄なモノは買わないように考え方や生活も変わっていったので、一人一人の意識が変わるように、未来の子どもたちのためにも活動していきます。