ゴミ処理場に捨てられている大物たち
町内のゴミ処理場への搬入には一人で行きますが、月に一度土日も受け付けていますので、先日主人と行ってきました。
こちらは車で移動して、指定の場所に種類別に下ろしていきます。
いつもは余裕がなく、係員さんの指示通りに急いで下ろしますが、土日は平日お仕事をされている方も多いせいか混雑していて、順番がくるまで車の中で処理場の中を見ていました。
びっくりしたのは布団の山!
2階建の建物くらいまで、積んでありました。
ほとんどの布団が傷んでいて(雨ざらしになっていたのもあるでしょうが)、昔ながらのデザインのモノや素材が多く、長い間使って寿命がきたのか、使っていないのを手放したかの、どちらかだろうと推測しました。
湿気がこもりやすく、そのまま押し入れや和室に置きっぱなしになっていたのでは、カビも発生して健康被害に繋がります。
今後出番の想像できないお布団は手放して良かったのです。
しかし衝撃だったのは…収納用品でした。
カラーボックスやプラスチックの収納ボックス。
ショベルカーでどんどん移動されていきます。
ゴミ処理場に搬入ができる酒々井町・佐倉市に住む人口20万人弱の人たちが、不要になったモノを持ち込む。
大都会では、どれだけの量が廃棄されるのでしょう。
その背景には、収納用品が安価で買えることにもあると思います。
部屋の中にモノが溢れている
溢れるモノを収めるために、安価な収納ボックスを用意する
生活の見直しをした時に不要になる
家から出して処分する
新生活に伴いモノを増やす
一連のパターンです。
一見わかりやすく書いていますが、実際は数年かけてのサイクルなので気づきにくいかもしれません。
安価な収納ボックスは壊れても「また買えばいいや」と思えるので、簡単に処分できちゃうんですよね…
とはいえ、私もやってしまいました。
片づけられない家から脱出のため、押入れの中の段ボール(中身はほぼ空っぽ)を出し、いよいよ洋服を収納するボックスを用意した時、安価なモノを購入しました(安価といっても数千円はしました)。
それが毎日の開け閉めに耐えられなかったのか、キャスターが潰れ、歪みが生じて開けにくくなるから乱暴に扱い、どんどん壊れていきました。
3年ほどしか持ちませんでした…。
(同じタイプの収納ボックスはお客様にはご提案していませんので安心してください)
開け閉めのためにガタガタし、引き出しにくい箱にストレスがMAXになり、結局最初のボックスの倍のお金を払って無印良品に変えました。
まさに安物買いの銭失いになってしまいました。
その安物はゴミ処理場に搬入した訳ですが、末路は記事に書いた通りですね(涙
収納用品の主な素材プラスチックはリサイクルできるといっても、そのためには多大なエネルギーが必要になります。
一人一人が、モノを入れる箱もよく吟味して購入していけば、私のような失敗をしなくなります。
長く大事に使えた方がモノも喜びます。
それから。
転勤族の方は、現在のお住まいが押入れで奥行のある収納ボックスを入れらても、次の転居先に奥行のあるクローゼットがあるとは限りません。
60cm未満のボックスを用意しましょう。
どちらにしても、整理(不要なモノを区別する)していく途中で収納用品は先に買わないように!
収納用品など空いていきますから、それらを有効活用していきましょう。