汚部屋脱出までの心と家族の変化

結婚後の二人暮らしから子どもとの生活、自宅建て替え後の新居でも散らかった様子を記事にしたところ、私でもできそう、ハードルが下がった、希望の星!と他にもたくさんのメッセージを頂きました。
また、そんな時もあってちょっと安心したというお声も。
思い切って公開してよかったです(笑

そんな私も、片づけをしようと思ってからキレイになるまでには1年かかりました。
なぜそんなに時が経ったか…毎日、どこかをキレイにしようと頑張れた訳ではありません。
やる気=モチベーションが続きませんでした。

片づけは判断に頭を使うので、疲れてしまうんです。
そんな状態で、片づけできない日も多く、時間ばかりが経ってしまいました。
それでもキレイになったお部屋を妄想しては、明日は〇〇を片づけよう!と寝る前に予定を決め、片づけしていきました。

最初は狭い範囲、引き出し、ペン立て、棚一段など…。
お天気が晴れの予報なら、大きい場所と決めて。
自分以外のモノは私の判断で「分ける」ことができないので、主人がお休みの時に共有のモノが入っている下駄箱やリビング収納を。

下がっていたモチベーションも一度勢いにのれると「モノを出して分けて収める」ことが少しずつできてきます。
そこで達成感も満たされ、家族も喜んでくれます。
主人や小学生の子ども達も、片づいている=気持ちが良いことに気づき始めると、行動に移してくれるようになりました。

たまに出して眺めるくらいだったガンダムのフィギュア達を飾るために、書斎の押入れを整理し、ひな壇を作り、時々こもってガンダムを眺め癒しを求めるように。

ここは自宅セミナーでも、好評(笑)です。
息子もポケモンのディスプレイを楽しむようになり、私も家族の趣味を尊重できるようになりました。

片づけられた状態を維持するコツ

私は、片づけられない人だったので、本音を言うと今でも「常にキレイな状態」を維持するのは苦手です。
お片づけのプロになってすぐの頃は、「プロなのにキチンと出来ていない」ことに罪悪感もありました。
これでお客様の役に立てるのだろうか、ウソをついていないだろうか…。
それでも目を光らせながらゴミや抜けた髪の毛を拾って、目くじら立てて子ども達に「片づけなさい!」なんて言うのは嫌!
ホテルのようにいつ何時もキレイな状態を保ちたい訳じゃなく、家族が笑っていられる時間の方が私には大事だと思ったんです。
だって、その方が絶対楽しいから!

子ども達が げへへ~!なんて大きな声で下品な笑い方をしながらも笑いがある時間って、今これを書いていても涙が出そうですが、あと何年でもない。
片づかない部屋の中でイライラしている日々には もう戻りたくない。
片づく仕組みが出来上がっているから、15分で出ているモノが元のあった場所へ戻すことができるようになっている。
(ホントかなぁと不安になって記事の途中で試してみたところ、12分で完了!)
一つ一つ使ったら戻す!というやり方ではなく、私にはこの方法がストレスなくできているようです。

挫折したくない→ゴールを決める

私には、目標がありました。
片づけ関連の資格勉強も同時にしていましたので、いずれは同じように悩んでいる人のための役にたちたい!という想いがあったのです。

汚部屋出身でも、「お片づけのプロ」として活動したい、そのためにはまず自分が実験台となって、そのプロセスを大事にしながらゴールまで進めていこう、と思っていました。

この時点で40歳を過ぎていたので、私の中で「いつか」という言葉はなく絶対にやる!と決めていました。
家族の協力もあって、ホテルのように何もない部屋を目指した訳ではなく、散らからない部屋に住むことで快適な生活と家族の笑顔を見ることができ、お片づけを仕事にする目標を達成できたのです。

次回は、モチベーションを維持するコツを書きたいと思います。

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