収納グッズを買いに行くと思うこと

お客様宅で使用する収納グッズを購入しに、100円ショップへ。
収納グッズも、どんどん増えて見るのも楽しいですね。
収納用品は普段からリサーチしている訳ではないので、今回のように必要になった時にいろいろ見ています。

さて、種類も色も大きさも豊富になった収納グッズですが…
いつも店頭でどれを買おうか迷っている方を見ると、「ちゃんと採寸されたかな~」「入れるモノ先に決まってるかしら~」「その前に要るか要らないか分けるのが先よ~」なんて、お節介オバチャンになって心の中で語りかけています。
声はかけていませんけどね…お店の営業妨害になってしまう(笑
もちろんちゃんと計測して、入れるモノも決まっていて、必要なモノだけしか収納しません!って方もいると思います。

でもお客様宅で、整理が終わって収納グッズが余ってしまった時、「先に買わなきゃよかった」と仰る方も多いです。
整理を始める前は「もう1つカラーボックス買おうと思って」など話してた方が、終わってみると止めておいてよかったということも。
余ったモノが次に生かせる場所があれば問題ないのですが、不要と判断した場合は処分も大変です。
買うにも処分にも、お金がかかるのです。

「こんなステキな家具があったら家が片づくのに」など、通販カタログを見ながら思うのもNGです。
先に整理=要るか要らないかが終わってからお気に入りの家具を見つけた方が、もっと楽しいハズ!

大きい収納グッズ

私の実家は田舎の平屋だったので経験談ですが、部屋が広いと収納場所があるにも関わらず、家具や収納用品を買ってしまいがち。
さらに土地があると、倉庫や物置も増やしたりできちゃいます。

以前、友人が田舎の家を借りていた時、お庭に蔵がありました。
そこには大家さんも既に何が入っているかわからない、鍵もかかっているので開けられない状態。
その蔵は東日本大震災で建物が崩れてしまったそうですが、結局家を借りている間 崩れた状態のまま暮らしていたそうです(現在は引越しています)。

代が変わったのに、収納場所があるがゆえに、使わないモノたちを収めた状態で何十年も暮らしていたら、現在その場所に住む方たちは何とも言えない気持ちのはず。
そのまま子孫に残していくのでしょうか。
一旦、扉を開けて新しい空気を入れて、使っていないモノたちをこれからどうするか考えるのもいいかもしれません。
大きい収納場所(蔵や倉庫)は簡単に壊せませんが、風を入れることはできるはず。
逆の発想なら、壊すのが大変だから収納場所を新たに設置しない方がよいのです。

自分の意思に反して収納グッズがやってきたら

ご家族が新しい収納グッズを買ってきた、他で要らないと言っていたからもったいなくて貰ってきた…よく聞くお話です。
整理の前にご家族が買ってきてしまったら勝手に返品する訳にはいきません。
使える場所を探して、キチンと計測して使えるようなら使った方が角が立たないと思います。
ただ、どうしても使えそうな場所のイメージが湧かない、中のモノを取り出すのが面倒(しまうのも面倒になるのでオススメできません)、好みじゃないのであれば、無理に使う方がストレスです。
買ってしまったからと死蔵品になる前に、ご家族とよく話し合った方がよいと思います。

また中古のモノももったいないが理由なら、簡単に家に入れないこと。
状態が良くない、室内インテリアとの調和がとれないなど、見るたびに悲しくなるなら、お断りするのがよいです。
(実家に父がもらってきた昔ながらの事務机があり、部屋の中で違和感を放っています…)
出す方は「使ってくれる人がいて処分代もかからなくて良かった」と思うかもしれませんが、お互いwinwinで迎えいれたいですね。

収納用品は、買うにも貰うにも、よく吟味してから家に入れてくださいね。

おまけ

本屋さんのインテリアや暮らしのコーナーで収納本を見ている方にも、声をかけたくなってしまう遠藤です。
もちろん、お店の営業妨害になるので、やっていませんよ~♪