意外と知らない障子のはめ方と4畳半の畳の注意
和室にある押入れの戸…障子には、はめる順序があります。
左が奥、右が手前。
お客様宅では高頻度で逆になっていることが多く、だいたい2軒に1軒くらいの割合で当たります。
ずっと何故かなぁと思っていたのですが…右利きの方は無意識に右の障子からはめているのでは?と考えてみました。
私は田舎の平屋で和室続きの家に、明治生まれの祖父と暮らしていたので景色として見慣れていましたが、都会や洋風の家に慣れている方は、そこまで意識しないかもしれません。
が、お節介なので、気がついたら一言お断りして直してしまいます。
もし、どっちだっけ?とわからなくなったら、窓も一緒なので確認してみてくださいね。
また着物の前合わせと一緒と覚えてもいいかもしれません。
右前(時間的に先に身体に寄せるのは右から)が正しい着方で、亡くなった方に着せるのは左前です。
(余談ですが、着物を着た方が自撮りで反転した写真をSNSに載せているのを見かけると、ドキッとしてしまいます。)
同じ和室で4畳半のお話。
我が家の和室は4畳半です。
建て替える時に主人が『真ん中を半畳にして、残りの4枚で囲ったらかっこいいよね!』と言ったのですが、その敷き方に違和感があったので調べました。
真上から見て右上が縦になる、左回りに敷く方法は切腹の間という敷き方になります。
…怖がりなのでこれ以上は調べませんでしたが、あまり縁起のよい名前ではありませんよね。
念のために住宅関連会社で働く30代の若い方に聞いたら知らなかったそうです。
また、建売住宅でも気にしていないところがあるようで、入居したらその敷き方だったというのも聞いたことがあります。
どちらにしても迷信と言われればそれまでではありますが。
開け閉めの関係上、障子は反対(左前)の方が使いやすい!というなら、上記のことを知った上で使うのは構わないと思います。